iFixit – koneta https://koneta.click DIYとデジモノとプログラミングとライフハックをコネた...小ネタ Sun, 30 Aug 2020 08:27:06 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.1 https://koneta.click/wp-content/uploads/2020/02/cropped-icon-32x32.png iFixit – koneta https://koneta.click 32 32 途中で落ちるようになったMacBook バッテリーをDIYで交換したよ https://koneta.click/p/408 https://koneta.click/p/408#respond Sun, 30 Aug 2020 08:27:05 +0000 https://koneta.click/?p=408 引きこもりグセが加速している今日このごろ、最近では外出する機会も減り、メインのデスクトップPCで事足りてしまい、ノートPCを持ち運ぶ機会も少なくなっています。そんな無の生活をしていたある日のことなんとなく気分転換で別の部屋で作業がしたくなったときに最近あまり使っていなかったMacBook Airを引っ張り出してきました。

いつもどおり充電して、いつもどおり使い始めると、さすがはMacBookということでサクサク正常に動作してくれました。しかしバッテリー残量が35%までくると電源が落ちるようになっていました…。これでは作業の途中だったり動画の再生途中でプッツンしてしまいます。これはSMCリセットを行っても改善しませんでした。しょうがないから修理でもと公式の修理価格を見てみると、参考価格は保証対象外で12,800円(税抜)…。もちろん新たに購入するよりかは安くすみますが、このMacBookは4年前に整備品で購入したもので、AppleCareにも入っていない状態、新世代も出ている状況でこのお値段はなんともな気持ちでした。

そんな中 Amazonを漁っているとバッテリーだけが売っているんですね…。私は最近無謀にもSwitchのコントローラースティックを修理したのですが (その様子は前回の記事でまとめていますので良かったら!)、それはうまく行ってしまいました。そんなわけで、今回は調子に乗った私が「パーツが有るなら今回もイケるじゃろう」と無謀にも自分でバッテリー換装をすることしました。

状況確認

さて、先程も書いたとおりバッテリー残量35%で落ちると書きましたがもう少し調べていきたいと思います。まずは簡単なところから…バッテリーの状態を確認してみます。バッテリーの確認は画面上部メニューバーのバッテリーマークをOptionキーを押したままクリックするだけです。この操作で出てきたメニュー上部で「正常」となっていれば問題ないかなということです。

正常: バッテリーは正常に機能しています。

修理サービス推奨: バッテリーは正常に動作していますが、充電可能量は新品時より減少しています。バッテリーの交換を検討することをおすすめします。

Macコンピュータのバッテリーの状態を確認する

ちなみに私の場合は、Optionキーを押さなくても「修理サービス推奨」の表示が出てきてしまう状態でした。次にバッテリー交換の目安になる充電回数も見ておこうと思います。バッテリー充電回数は以下の手順で調べることができます。

1. 「option」キーを押しながら Apple  メニューをクリックします。「システム情報」を選択します。

2. システム情報ウインドウの「ハードウェア」セクションで、「電源」を選択します。「バッテリー情報」セクションに現在の充放電回数が表示されています。

Mac ノートブックのバッテリーの充放電回数を調べる

またこの方法でMAX充電時の容量も確認することができます。というわけで私のMacBookでは以下のような状態でした。

意外とすごいことになっていた…

公式ヘルプによると画像中央あたりの「充放電回数」がおおよそ1000回程度が回数上限になるそうです。その視点ではそこまで切羽詰まっている印象はないですね…。しかし、問題はもう少し上の項目の「完全充電時の容量」です。公式の値は見つけることができなかったのですが、出荷時でおおよそ7000(mAh)程度になるそうです。しかし現状は1845(mAh)と、全盛期と比べて4分の1に迫る勢いです。これはどげんかせんといかんということで、おとなしく交換していきたいと思います。

必要なもの

MacBook Air 13-inch (2015 early)

まずは今回の被験者であるMacBookです。こちらは4年前に公式の整備品ストアで購入したものです。USBはtype-Aだったり充電がMagSafe 2だったり色々と懐かしくなりつつある端末です。しかし動作自体はまだまだ現役でやっていけるレベルなので今回は心を込めて直していきたいと思います。

替えバッテリー

お次は交換の主役のバッテリーくんです。こちらはAmazonで購入しました。購入時には自分の端末に対応しているかを必ず確認してください。また類似の商品がありますが、レビューがある程度多いものを選んでおくと安心できるかもしれないです。

個人的には、同額でもドライバーは付属してないほうが良かったのですが、Switchコントローラーを直したときとは違い、パーツのみの販売はなさそうでした。もし今後も修理していく場合があると家にどんどん同じドライバーが増えていきます。もったいないです……が、まぁしょうがない!

工具

最後に工具です。上記のバッテリーを購入すれば必要なものは付属しているため、必要ないのです。ただ私には衝動買いしたツールキットがあります。正直前回も今回もこのツールキットを使いたいから直したという側面もあります。

今回で2回目の仕事です。ぜひとも大活躍してほしいです。今回使用したのはこのキットの中でもドライバー2種(P5, T5)のみです。毎度のことながらツールキットはオーバースペックですが、見てるだけで躍るので良しとします。ちなみに、今回購入したバッテリーには3本のドライバーが付属していますが、MacBook Airの換装に使用するのは内2本ということになります。

掃除用具

せっかく筐体を解剖するので、おまけでエアダスターや拭けるものなど掃除用具たちを用意しておくと良いと思います。特にファンやヒンジ付近には埃が溜まっていることが多いので、ついでに吹き飛ばします。

換装するよ

ではいよいよ作業を始めていきましょう。作業の前には、いざという時のためにバックアップを取っておくと安心です。ちなみに、修理作業は自己責任でお願いいたします。自分で修理することで保証も無くなってしまうので、後悔のない状況でお試しください。

macbook air の裏

まずは端末裏側、10箇所のネジを外します。ここではP5のドライバーを使用していきます。ネジの長さには種類があるので対応する位置を見失わないようにおいておいてください。ネジが外れると裏蓋は簡単に外すことができます。

macbookのヒラキ

画像では工具を使用していますが、吸気部分から指で簡単に外すことができます。蓋を開けると埃がだいぶ入っていたので、エアダスターで吹き飛ばしておきました (吹き飛ばし前の画像は自重)。

ちょっとホコリ残ってる…

掃除後はいよいよバッテリーを外します。本体とバッテリーは5本のネジとケーブルで繋がっています。まずはネジを外します。バッテリーを固定しているネジは黒色で、中央に1つ、四隅にそれぞれ1つです。ここではP5, T5の2種類のドライバーを使用しました。作業中T5をP5で回そうとしてクルクルしたのはネジをバカにしてしまったのかと思って焦りました…。

基盤かっこいい…

次はケーブルを外します。ケーブルはソケットで接続されているだけなのでこれを外すだけです。外す際も半透明のシートがあるのでそれを引っ張るだけで取ることができました。バッテリーを外すとまた埃が入っていたので、またダスターでふっとばします。

外すとこんなかんじ

ここまでくればあとは逆手順でバッテリーを装着、裏蓋をとじていきます。最後に電源がちゃんと入ればとりあえず作業完了ですね。ちなみに今回換装したバッテリーには59%の残量がありました (ログインすると62%になったのは不思議)。なにはともあれ作業完了!あとはバッテリーがほぼ無くなるまで放心してその後充電すると良いとのことです。

換装を終えて

最後に換装を完走した感想ですが。意外と換装は簡単だったなというのが素直な感想です。もしかすると乾燥していると静電気など気にしなくてはいけないかもしれませんが今回は大丈夫でした。作業時間も慣れれば間奏中に換装できてしまうかもしれません。

とおふざけは終わりにしまして、換装後のバッテリー状況を見てみます。まずはメニューバーからの確認ですが、Optionを押しての確認では無事「状態:正常」を獲得することができました。またバッテリーの充電回数を見てみます。

0回!!! 7300!!! 復活!!!

見てみると充電回数は0回、完全充電時の容量も7300と出荷時と同じような状況になりました!使用していてもバッテリーの減りが遅くなった気がします(最大容量が違うので当然ですが)。また35%で落ちることもなくなり、ほぼほぼ完全復活という感じです。公式に任せたら税込み14000円を超えるところ、バッテリー代のみの約4500円(執筆時点)とだいぶ抑えることができました。あとはめちゃくちゃ楽しかったです。今後もいろいろ直していきたいと思います!

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DIYでNintendo Switchコントローラーのスティックを直したよ https://koneta.click/p/391 https://koneta.click/p/391#respond Tue, 18 Aug 2020 14:20:50 +0000 https://koneta.click/?p=391 ゲーム好きですか?私は好きです。ただ今はやりたいことが多すぎてほとんどプレイはできていませんが、平日寝る前のテトリスが心の平安を築いてくれています。ちなみに以前はイカちゃんを中心に楽しんでいました。

そんな平穏な日々を過ごしているある日のこと、いつも通りテトリスをプレイしていると、突然ミノが左へ移動してしまう症状が出るようになってしまいました。症状が出てすぐの段階はスティックを右側に倒してあげると出なくなっていましたが、最近はスティックにちょっと触れただけでもずっと左が入力されてしまう…というさすがにプレイに影響が出るところまで来てしまいました。

そこで公式の修理に出すのを検討してみましたが、参考価格を見ると2,200円とのことで、さすがに新品を購入するよりかは安く済みそうですが、おそらくほかのスイッチもくたびれてきている状態で2000円というのはなかなか踏ん切りが付きませんでした。

そこで調べを進めていると、どうやらスティックがゆうことをきいてくれなくなる現象は多発していて、それを自力で直している方もたくさんいるのを見つけてしましました。さらに費用は工具とパーツ代のみで安価、加えて作業は多少細かいもののパーツを入れ替えるだけなのでそこまで難しくもなさそう。…そうなれば試してみるのが必然ということで、今回はNintendo Switch コントローラーのスティックを別のものに換装してみようと思います。(もし参考にされる場合は自己責任でお願いいたします!)

必要なもの

交換用パーツ

まずは何といっても換装するスティックを用意しなくてはいけません。というわけで探してみました。探してみるとAmazonだけでも意外とたくさんの出品があり、個数が違ったり、必要な工具がすべてそろっていたり、肉球がついていたりと様々でした。私は以前修理系の動画を見て衝動買いした工具を持っていたので、今回はパーツだけの商品を購入しました。パーツだけの商品でもたくさんあったので最後はまともそうなレビューがそれなりについている上記の商品に決めました。

レビューを見るといくつか不良品だったというレビューが目立ちますが、今回の記事では左コントローラーのみ修理したため、まだ4個中の1つしか使用していません。なので残りの状態は分かりませんが、とりあえず使用した1つは問題なく修理に使えました。4つとも使えればは1つ300円くらいなので修理代2000円と比べるとだいぶお得感が強いです。

工具

パーツを購入したので、あと必要なのは工具です。もし工具が無くほかに使用する予定が無ければおとなしく工具付属の修理キットを購入するべきかと思いますが、私にはこれがありました。先ほどの書いた通り、こちらは衝動買いしたものなのですが、3か月前くらいに買ったはいいものの1回も使うことなく放置していたので、ちょうどよかったです。 完全にオーバースペックなのは気にしない!!!!! この工具セットがあるだけで大抵のデバイスの解剖はできそうなので、これからもいろいろなモノを分解して戻せなくなって泣きを見ていきたいと思います。

コントローラーきちゃない

今回使用したのはこの大量のセットの中の極々々一部でピンセットとなんか細いのと薄いのそして、Y字と十字のドライバーです。 これだけあれば修理可能なので、さっきのセットは完全にオーバースペックです。

修理するよ

さて、いよいよ修理手順を書いていきます。こちらは先ほども書いた通りすでに解説してくださっている星の数ほどいるので、今回はとっても簡単に書いていきたいと思います。というわけで、まずはコントローラーの裏側にある4か所のネジを外していきます。

4隅の4か所!

こちらのネジはY字のネジになっています。また、ネットの情報を見るとこのネジは潰れてしまいやすいようなのでちゃんとフィットするドライバーを使用するようにしてください。ちなみに、予備のネジを付属している修理キットも販売されているようなので不安な方はそちらを選ぶといいと思います。今回私はY00のドライバーで問題なく回すことができました。ネジがを外した後は隙間に薄いものを差し込んでケースを外していきます。

隙間に差し込むと外れる!

外すときは、画像のようにLボタンとZLボタンがある部分に入れると、とても外しやすかったです。一周すると簡単にケースを分解することができますが、ケースを話すときには注意が必要です。

命綱を切らないように

画像の真ん中らへんを見ていただけるとケーブルがつながっているのが見えると思います。ケースを開ける際はこちらを注意する必要があります。こちらは今回の換装には関係ない部分なので、外さなくて大丈夫なのですが、ケーブルを折ったり切ったりしないように注意してください。

次にバッテリーを外すのですが、バッテリーは両面テープで固定されているためケースとバッテリーの間にこれまた薄いものを差し込んで剥がしてあげる必要があります。こちらはちょっと勇気が必要ですが、ちょっと力を入れるだけでぺりっと外れますので頑張ってください。バッテリーを外すとネジ4か所が出てきますの。このうち固定されているのが深くない2か所と飛び出した1か所(上記画像でいうところの左下)を外すとバッテリーを固定していた部分を外すことができます。ここはプラスドライバーを使います。

作業中は撮り忘れたので撮影のために再び分解しました

バッテリー部分を外すと再びケーブルがつながっているのでこれまた折ったり切ったりしないように注意してください。次は最難関項目でケーブルコードを外します。外すのはスティックパーツを固定しているネジを覆う1枚とスティックから生えている1枚です。固定している部分を爪楊枝など細長いもので外してあげるとケーブルも外れてくれます。あとは、スティックパーツのネジを外して入れかえ、残りは逆手順で戻していくだけで作業は完了です。

ifixitの蓋は便利でした

今回の作業とは関係ないのですが、ifixitのドライバービットを収納している箱の蓋裏はマス目上に区切られていて外したネジを置いておくことができます。ちょっとした気遣いができる大人って素敵ですよね。というわけで換装は完了です。最後にSwitchを起動して「ホーム」→「設定」→「コントローラーとセンサー」→「スティックの補正」からスティックの補正を行うことで修理完了です。

終わりに

というわけで、今回はコントローラーの修理をやってみました。子供のころはいろいろなものを分解しては戻せなくなって泣きを見ることがとんでもなくたくさんありましたが、最近はとても分かりやすい解説をアップしてくださる方がたくさんいるので、安心して作業することができました。自分で修理できるようになると安価でできますし「送る・修理・戻ってくる」の待ち時間もないのでいろいろとお得な気もします。そして何より、実際に修理してみてとても楽しかったです。せっかくifixitも買ってしまったのでこれからもっといろいろ直したり分解したりして楽しみたいと思います。それでは!

参考

★ジョイコン(L/左)スティック安全な交換修理の方法を詳しく解説

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