Finder – koneta https://koneta.click DIYとデジモノとプログラミングとライフハックをコネた...小ネタ Sat, 06 Mar 2021 13:28:13 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.1 https://koneta.click/wp-content/uploads/2020/02/cropped-icon-32x32.png Finder – koneta https://koneta.click 32 32 3DプリンターでPC縦置きスタンドを作りました! – 3Dプリンターのある生活 https://koneta.click/p/643 https://koneta.click/p/643#respond Mon, 01 Feb 2021 13:29:25 +0000 https://koneta.click/?p=643 最近では在宅業務が多く、会社のノートPCを自宅に持ち帰り作業しています。そんな中、困っているのがPCの置き場です。自宅には自分のノートPCやモバイルモニターもあるのですが、それらを重ねて置くしか置き場がないのです。

重ねて置いておくと下のものを取りたくなった際に上のものをどかす必要があり、それがどうにもめんどくさいです。というわけで今回はPC達を立てて置けるようPCスタンドを作っていきたいと思います。

作りたいモノ

さて改めて、今回作るもののイメージを固めていきたいと思います。正直今回作るものはAmazonで調べればいくらでも出てきます。なので単純にPCを縦置きしたいだけであればこちらを購入すればいいわけです。

ただ、買うけでは面白くないので自分作ろうという話…だけでは無いです。

今回、私はノートPC2台とモバイルモニターを収納することが目的なのですが、調べてみると意外と3台を縦置きできるスタンドというのは、ほとんど販売されていません (執筆時点で1商品のみ)。

というわけで今回は3台を縦置きできるスタンドを自作していきたいとおみます。

モデリング

では早速作っていきましょう!

今回は使用するソフトはFusion360です。3DCADということで敷居が高く感じる方もいるかもですが、実際は範囲を決めて押し出して角を取るだけと簡単です。

作業工程

私はまだまだ初心者で簡単な機能しか使っていませんが、今回のモデリング時間は計測を含めて10分程度だったと思います。あとはstl形式で出力してスライスソフトで3Dプリンターで扱う形式に変換してあげるだけです。

スライス

スライスソフトは今回も使用するプリンターに合わせてFlashForgeさんのソフトを使っていきます。

さて、普段の私であれば何も考えずにスライスソフトにモデルを読み込んでサポートを自動挿入、デフォルトの設定でスライス…とやってしまうところですが、今回は「向き」をちゃんと考えてみようと思います。

この向きになります

聞いた話によると、層の向きにより印刷後の強度が変わってくるそうです。調べると色んな情報が出てきますので詳細は省きますが、下記の図のように層の向きと力がかかる向きが合ってしまうと、剥離の原因になります。

雑図!

そんなわけで今回は、上記のスライスソフトのスクリーンショットのように力がかかる向きに強くなるよう、モデル自体を立てて配置してみました。

ちなみに…この配置によって、ヘッドが宙に浮く部分がなくなり、糸引きの原因を回避できるという思わぬメリットもありました。

できた!

そんなこんなで完成したものがこちらです。

完成!

PC達を設置してもいい感じです!

造形精度はぼかす方針

今回使用した3Dプリンターの造形可能サイズ内に収めるため約13cmくらいしかサイズを取れなかったので、1台だけおいた際に倒れてしまうかなと思っていましたが、そんなことはなく、いい感じです。

1台でも大丈夫!

重ねて設置していたときと比べて、3台ともすぐに取り出すことができるので、PCスタンドとうのは便利!3Dプリンターとか関係なくぜひとも導入したいアイテムですね。

終わりに

今回は初の2桁時間の印刷となりましたが、なんとかうまくいってよかったです。写真を撮り忘れたので今回の記事では触れませんでしたが、印刷中に謎のでっぱりができ、ヘッドがそこに引っかかり層が思いっきりズレるという事件も起こっていました。

でっぱりをニッパーで切断することで何とか復帰することができましたが、実際に色々作ってみるといろんなアクシデントに遭遇して面白いですね。こちとら趣味なのでいろんなアクシデントに遭遇しつつ今後も楽しくやっていきたいと思います。

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壁に穴をあけたくないそんな時に – 3Dプリンターのある生活 https://koneta.click/p/585 https://koneta.click/p/585#respond Sun, 29 Nov 2020 15:08:51 +0000 https://koneta.click/?p=585 室内用にすだれを買ってみたのですが、固定用に付属していたのがネジ式のものでした。しかし設置しようとしていた窓の上は長押(なげし:日本建築に見られる部材で、柱を水平方向につなぐもの。)で、ネジで固定するには薄い気がしました。そもそも穴が空くのも抵抗があるので、今回はすだれを固定する部品を3Dプリンターで作っていこうと思います。使用するのはいつも通りのFlashForgeさんのFinderを使い、今回は長押の木材に合わせて木質フィラメントを使ってみようと思います。

木質フィラメント?

木質フィラメントは熱積層の3Dプリンターで使われるフィラメントの一種で、基本は通常のフィラメントと変わらないのですが、フィラメントに木粉を混ぜ合わせることで、印刷物を木材で作ったような仕上がりにできるぞ! という代物です。こちらを活用することで通常の印刷物とは一味違った作品を作ることができます。しかし、木粉が含まれている分ノズルが詰まりやすいなどの注意点もあるので普段以上に気をつけて印刷する必要があります。

調べてみると木質フィラメントでも様々な商品が販売されているようです。そんな中でも、私は3Dプリンターと同じFlashForgeさんから販売されているものを選びました。理由としては同販売元なので互換性の安心感があることや、PLA素材と同じように使用できるという点が挙がります。

というのは建前で、以前キャンペーンで「公式サイトから購入者全員にプレゼント」という企画に釣られたというだけですが。

すだれ!

今回設置するすだれは、ローカルトキトキさんの楽天市場店で購入しました。実は別の窓用に以前にも購入したことがあったのですが、シンプルな中でもしっかりおしゃれなデザインが気に入ったので、リピート購入してしまいました。

ちなみに私が購入したのは、こちらの商品のブラックです。商品ページを見たいただけると見えると思いますが、こちらのサイトは1cm単位でのオーダーができますので、ありがたい限りでした。お値段はソコソコして到着まで2週間程度かかりましたが、モノとしてはだいぶいい感じなのでおすすめです!

私のブログらしからぬおしゃっれっぽい写真

つくるよ!

ではいよいよ作っていきます! はじめに書いたとおり3Dプリンターで印刷するのですが、私の家にフィットした3Dモデルがネットで公開されているわけがないので、まずはモデリングからになります。

Lv.1 のモデリング風景

というわけでモデリングは前回と同じようにFusion360というソフトを使いました。とはいえ私のCAD力はLv.1ですので調べながらやってみました。ただ、スケッチを作って押し出してスケッチを作って押し出してちょっと角を削っただけですので思っていたよりは簡単です。

1つはテスト印刷済み

モデリングができたら次は3Dプリントするための形式に変換していきます。使用したソフトは使うプリンターに合わせてFlashForgeさんの公式ソフトを使います。こちらも初心者ではありますが、並べて設定するだけで大丈夫です。

今回特別に設定した点としては、より頑丈に作りたかったのでフィラメントの充填率を普段の15%から50%に上げてみました。正直充填率がどのくらいでどの程度の耐荷重が得られるかの知見はないのですが、「良さそう」で設定しています。

できた〜〜!

というわけで完成したものがこちらです。そして実際に掛けてみると…

長押にもあってる感じ!

こんな感じです!写真だとちょっと色が浮いている感じですが実際にはもう少し自然に溶け込んでいる感じです。ただ寸法をちゃんと測っていなかったのでもうすこし幅を細くしても良かったですね。まぁ十分使えるので気にせせずでこのまま完成にしちゃいます。

終わりに

今回はすだれを掛けてみましたが、久しぶりに実用的な方向で3Dプリンターが使えて満足しております。ホームセンターに行けばもっといい固定部品を変えたと思いますが、作ってみて面白かったので後悔はしていません。今回はすだれ本体が軽めだったたので3Dプリンターで作れましたが、重いものはおそらく無理そう…ただ3Dプリンターで作れるものは今後もドンドン挑戦していきたいと思います。

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FLASHFORGEさんの乾燥剤『エクストリームZERO』のテスターになりました https://koneta.click/p/405 https://koneta.click/p/405#respond Sun, 30 Aug 2020 17:02:00 +0000 https://koneta.click/?p=405 夏ですね。最近の私はエアコンの効いた部屋に引きこもり、厳しい暑さからも不快な湿度からも思いっきり逃げた生活を送っています。そんなわけで私は快適に生活させてもらっているのですが、この湿度というのが「こうかは ばつぐんだ!」で天敵なモノが私の家にあります。それは………3Dプリンターのフィラメントくんです!

…と、無駄な前置きは置いといて、3Dプリンターは湿気に弱いそうです。特にPLAでは顕著のようで、湿気にやられてしまうと、表面の凸凹や糸引き、反りの原因になってしまうそうです。そんなわけで世の3Dプリンターユーザは様々な方法で湿気対策をしているという状況なのです。私も見様見真似で簡易ながら湿気対策をしていましたが、正直だんだん印刷の精度は落ちてしまっているのを感じていました。

そんな時、私が使用しているFinderの販売元であるFLASHFORGEさんが乾燥剤を新発売するとの情報を得ました。さらにはその新商品のテスターを募集しているとのことで…早速応募、抽選を経て運良くテスターに当選しました! そこで今回は新発売されるという乾燥剤の効果を試してみつつ湿気対策環境を改善していきたいと思います!

これまでのフィラメント保存環境

ネットで調べてみると色々な湿気対策が出てきます。タッパーや袋に乾燥剤と一緒に入れてみたり、真空にしてみたり専用のボックスを活用してみたり、専用ボックスを自作してみたり…。費用も100円ショップで揃えている方や1万円を超える専用ボックスを活用していたりと人それぞれです。

そんな中私がやっていたのは、普通の収納ボックスに普通の乾燥剤とフィラメントを入れるだけ…という方法でした。ちなみに使用していた収納ボックスは以下のモノです (収納ボックスとしては普通に使いやすいのでおすすめしておきます。)

こちらの収納ボックスは5リールほど入るため良いサイズ感ではあったのですが、先程も書いたとおり時間が経つに連れだんだん印刷の精度が落ちていました。このボックスは密閉されるものではないので、蓋の隙間から湿気が簡単に侵入できてしまいます。その結果フィラメントがだんだん吸湿してしまい、精度が落ちていく…。

この方法では湿気のダメージを減らすことはできても、完全に防ぐことはできませんでした。乾燥剤をめちゃくちゃ高頻度でお世話していれば結果も変わったかもしれませんが、私にはできませんでした。

改善したフィラメント保存環境

まず私の環境の最大の問題点は収納ボックスにあると思います。そこで今回、湿気をシャットアウトしてくれる系の箱に変更しようと思いました。すでに開封済みのフィラメントたち(5リール)を全て入ることを必須条件に探してみたところ下記のドライボックスにたどり着きました。

こちらの大きさでおそらく7本くらいのフィラメントが収納できると思います。また、湿度計も付属しているため、湿度のモニタリングも可能になりました!正直実力は未知数ですが、これからはこちらを使っていきます。

そして次に改善するのが…乾燥剤です。これまで100均やら通販やらで色々な乾燥剤を試していました。しかしそれらでは湿気の攻撃を耐え抜くことはできませんでした。

5パック入り!

そこで登場するのが今回の主役である『エクストリームZERO』です。こちらはフィラメント用、「強力」を謳っている商品になるようで、期待せずにはいられません。ネットで調べてみると一度吸湿したフィラメントの印刷精度は普通の乾燥剤では戻すことはできないと書かれています。しかし、こちらは一緒に入れることで、印刷精度を改善することができるとのことで、今回は時間経過とともに確認してみたいと思います。

プリントテスト

方法

プリントの精度確認には下記のモデルをお借りして実施したいと思います。こちらはおしゃれなチェス駒 (ポーンを印刷します!) なのですが、最近印刷していて糸引きが気になっていたので、印刷中に空中に浮く部分があるようなモデルにしました。

このモデルを乾燥前, 乾燥後のそれぞれで印刷し、印刷の精度変化を確認します。ちなみに、使用中のフィラメントの乾燥を行う場合はすでに吸湿している分の乾燥のため5~8時間程度の時間が必要になるそうです。そのため今回はそれ以上の時間乾燥してテストしようと思います。

結果

というわけで、早速印刷してみました。結果はこちらです。左側は乾燥前のもので、右側は24時間乾燥したものです。

正面 (左: 乾燥前 右: 乾燥後)
底面 (左: 乾燥前 右:乾燥後)

写真ではわかりにくい部分もありますが、結論から書きますとだいぶ精度が改善しました。気になっていた糸引きは見える分3本から1本に減少し、ねじれている部分の凹の数や深さもだいぶ減りました。特に底面を見ていただけると分かりやすいかと思いますが、乾燥前は凸凹して荒い感じでした。しかし乾燥後は少し凸凹が残っているものの、だいぶなめらかになっています。

今回はそれぞれの段階で1個ずつしか印刷していないため、糸引きの本数などは偶然改善した可能性もありますが、底面を見る限りでは改善に向かっていると思います。

まとめ

というわけで今回はフィラメント保存環境を改善しつつ、新乾燥剤のテストを行いました。結果は良好で印刷の精度は改善に向かっていると思います。この記事を書いている時点ではこの乾燥材の販売はまだ始まっていません。しかし今回の結果を見る限り、販売が開始されれば私は迷わず購入しそうというのが素直な感想です。

今回使用したフィラメントは簡易的な湿気対策をしていたとはいえだいぶ吸湿していると思います。そこでより時間が経った時、どこまで精度が改善するか追加でテストしていきたいと思います!あとはどのくらいの間 湿気と戦ってくれるかも確認したいですね…。

完全に余談なのですが、この記事を書く前にMacBookのバッテリーを換装する記事を書いていました。そのせいで、今回の乾燥の記事を書いていると予測変換で換装と乾燥が誤変換されてしまい、直すのがめんどくさかったです。特に乾燥の感想を書く部分などは乾燥と感想と乾燥がかぶって大変でした。というわけでよかったら換装の方も読んでいただけると幸いです。

追記 販売開始されました (2020/09/05)

今回レビューした乾燥材が公式ショップで販売開始されましたのでこちらでも紹介しておきます!お値段は税込み1,100円です。100均商品で湿気対策していた方には、常用するのに迷う金額かもしれませんが、湿気を吸ってしまっているフィラメントをある程度復活できると考えるといざというときに集中して…と使っていくといいのではないでしょうか。まだテスターとしていただいたものが残っているので、私はそのうち必要になったら買おうと思います。1袋でどれくらい持つかは要検証ですね。

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3DプリンターでSIRENのマナ字架を作ってみた話 https://koneta.click/p/357 https://koneta.click/p/357#respond Sun, 02 Aug 2020 15:00:00 +0000 https://koneta.click/?p=357 SIRENというゲームをご存知ですか?SIRENはPS2で発売されたホラーゲームで「どうあがいても絶望」というキャッチコピーそのままに、ストーリーだけではなく、完全クリアには超絶な理不尽難易度という登場人物にとってもプレイヤーにとっても絶望的なゲームです。しかしSIRENは、そのゲームシステムからストーリー、登場人物などかなりの異色を放つ作品で、その異色感から、多くのファンがいる作品でもあります。かくゆう私もファンの1人を自負しており、普段グッズ集めなど全くしない私でも、設定資料集や缶バッチなどを集めてしまうほどハマってしまいました。

アーカイブ集め!

SIRENのストーリーは8月3日からおおよそ3日間がメインになるのですが、その期間中SNS上では「#異界入り」というお祭り騒ぎが今でも開催されます。このハッシュタグを見ると、いろいろなファンアートやコスプレなどがアップされており、今でも愛されている作品なんだなぁと感じます。

私もこの時期になると「今年も来たなぁ」としみじみ思いを馳せます。できることなら私もファンアートなんぞを作って一緒に盛り上げていきたいなとずっと考えはいるのですが、私には絵を描く能力は備わっていませんし、不器用なので工作なんぞも全くできません。というわけで毎年悶々としていたわけです。そんな私が、今年は3Dプリンターという武器を手に入れました。そうなればやることは1つです。ファンアート…とまではいきませんが、ゲーム内に登場する宗教-眞魚教-のアイコンでゲームパッケージにも描かれている「マナ字架」のキーホルダーを作ってみました! (本当はもっと別のものも作りたいのですがモデリング能力を考えるとどうあがいても絶望だったので今年はマナ字架を終了条件1とします。)

というわけでこの記事では、マナ字架のモデリングから3Dプリントしてキーホルダーにするまでのアーカイブをまとめてみようと思います。

モデリングまで

作るものが決まったので、まずはプリントするための3Dモデルを作る必要があります。今回作るマナ字架は「生」という字を逆さまにしたものなのですが、ゲーム内で登場するほとんどのマナ字架は村人が手作りしたもので、それぞれ角度や太さが異なります。おそらく「生」の形を持っていれば後は信仰でどうにでもなるということだと思います。というわけで私も信仰心に任せてテキトーに…とはせずにパッケージのマナ字架をトレースして作っていきたいと思います (本当は自分で作ってみたけど不格好にしかならなかったので諦めたというのは秘密)。

書いてみたものの使わなかった設計図

今回モデリングで使用したソフトはFusion360という3DCADソフトです。高性能多機能すぎてほとんど使いこなしていないのですが、今回のためだけにトレースする機能を調べて頑張りました。全く操作方法がチンプンカンプンでしたが、SIRENのクリア難易度と比べると超絶簡単に思えました。

一応手順を書いておくと、まずはトレースするための画像を用意してFusion360に読み込み、次にスケッチモードからマナ字架の形に合わせて直線・曲線ツールをなぞっていく、最後に押し出しで厚みを持たせて完成という流れでした。マナ字架が単純な構造ということもあり、慣れている方であれば5分くらいでできる作業だったと思います。今回はキーホルダーに仕上げたかったので、最後にキーホルダー金具を取り付けるための穴を作ってモデリングは完成しました。

作業中撮り忘れてこれは再現です。

印刷からキーホルダーまで

次に印刷の作業ですが、上記で作成したモデルを印刷用の形式に変換してあげる必要があります。私が使用しているプリンターはFlashforgeさんのFinderという商品で、印刷用変換には付属のソフトを使っていきます (購入時の記事はこちら)。変換した後はプリンターにデータを持っていって印刷するだけです。

印刷しました!

印刷できたものがこちらになります。もうこれだけで3Dプリンターを購入してよかったなと実感してしまいます。後はこれにキーホルダー用の金具を取り付けて完成です。

完成!!

実際にマナ字架を作ってみて、意外と簡単だったなというのが素直な感想です。しかしまだまだできる事はたくさんあります。今回はフィラメント(3Dプリンターの素材)の色そのままですし、後処理をしていないため印刷痕が残っている状態です。このままでは完全クリアとは言えないのでもっと力をつけ、来年の異界入りには完璧な形でマナ字架を作ってみたいと思います。

終わりに

このような流れでとうとう私はSIRENファンとして1歩進むことができました。SIRENはとてもいいゲームなのでまだプレイしたことがないという方は是非ともプレイしてみてください!そしてSIRENの沼 (きっと赤いよ) にどっぷり浸かってください。

今回はマナ字架を作りましたがSIRENには他にも作れそうなアイテムがいくつかあるのでそれらも作っていきたいですね。ピュア・ゴールド・王将とか宇里炎とか火かき棒とか。というわけで次回があったらよろしくお願いします!

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これまで印刷してきたモノ達 – 3Dプリンターのある生活 https://koneta.click/p/306 https://koneta.click/p/306#respond Sun, 05 Jul 2020 08:58:20 +0000 https://koneta.click/?p=306 今回は3Dプリンター初心者の私がこれまで印刷してきたものをまとめてみようと思います。本記事で紹介するのはすべてネット上に公開されているモデルを活用しているものなので、3Dプリンターを買おうか迷っている方や何か役にたつものを印刷したい方へのヒントになればと思います。
個人の趣味が反映されたチョイスのため、だいぶ偏ったリフトになりますが、逆にこんなニッチなものもあるのかという風に思っていただけると幸いです。

ローポリの狐 (初めての印刷)

こちらは、3Dプリンターを買って初めて印刷したモデルです。なんなら3Dプリンターの購入を決めるまでに「もし3Dプリンターを購入したらこの子から印刷しよう」と決めていました。ちなみに、3Dプリンターの購入から初めての印刷までは過去に記事に書いてみますので、時間がありましたらご覧ください。

世の中の3Dプリンターメーカーのサイトや買ってみた系のブログを見てみると、テストの印刷には船やチェスのコマが多いようですが、私は狐が好きなので、初心者心にそこまで複雑ではなく、角ばっているので印刷の精度も見れそうな、このモデルを選んでみました。

スマホスタンド

(DL元が探しても見つからず…すみません…) 次に印刷したのはスマホスタンドです。初めての印刷が置物系だったので、次は実用的なものを作りたくなり、ちょうど欲しかったスマホスタンドを作ってみました。使い心地は最低限の機能を確実にこなしてもらっている感じで、家族用に結局3つ作成してしまいました。

シンプルなザ・スマホスタンド

おそらくこの程度のものであれば、100円均一ショップでも買えると思いますが、自分で印刷すると50円程度で抑えることができます。もちろんクオリティの差はあるかと思いますが、それを差し引いてもこういった小物を印刷できるというのはとても便利だと思います。

Apple Pencilたて(組み立てが発生するもの)

次に作成したのはApple Pencil立てです。こちらのモデルは、二つの部品に分かれていて、替え芯や端子の変換を収納することができます。こちらを印刷することで、複数の部品に分かれていてもちゃんと組み立てることができるかを試してみました。

収納もできるペン立て

結果としては、造形後そのままではうまくはまりませんでした。結局、家にあったヤスリで削ることで、ちゃんとハメられるようにしました。おそらく温度設定なども調整が必要だったものと思います。ここらへんは設定やらの調整が必要ということを学びました。しかし、3Dプリンター購入前は「PLAは硬くてやすりで削れない」という話を聞いていましたが、それは言い過ぎだなということがわかりよかったポイントです。

先ほどのスマホスタンドでは100円均一にありそうと書いてみましたが、こちら同じような製品を探してみると1000円弱するものもありました。一方自作した方では100円程度とその差は大きいものになります (もちろんクオリティやら素材に違いは…略)。

ケーブルホルダー

お次に作ったのがケーブルホルダーです。こちらは先程のただかぶせるだけのペン立てとは違い、ネジ機構になっていてちょっと難易度が上がっています。こちらは以前記事にもしているので、印刷結果はそちらをご覧いただけるとです。

Oculus quest かけ

本記事最後に紹介するのは、Oculus QuestというVR機器を壁掛けホルダーです。こちらは、Twitterで壁掛けモデルを自作している方 (@cybercyclist さん)がいらしたので拝借しました (すごいモデルをありがとうございます!)。こちらを印刷するまでは箱に収納していて、プレイすぐ事自体が億劫になっていたので、壁掛けにすることでよりVRを楽しめるようになりました。

背景も気にできればもっとかっこいい

壁掛けにするとガジェット好き感が出て良きです。このもでるは壁美人という製品のオマージュ(?)でホチキスで固定できる仕様になっていますが、私は100均のワイヤーネットにこれまた100均の結束バンドで固定しています。

終わりに

今回は私がこれまで印刷してきたモノ達の紹介でした。ニッチな需要でも自宅で比較的安く実現できるの3Dプリンターの強みになります。今回紹介したようなモデルを作成する技術はまだ私にはないのですが、きっとモデリングができると1000倍増しで3Dプリンターを活かすことができると思います。とはいえ、すでにツヨツヨモデラーさんが様々なモデルを作って公開してくださっているので、モデリング技術がなくてもはじめは拝借したモデルで印刷経験を積むというのも良いかなと思います。

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ほしい小物は印刷するのじゃ – 3Dプリンターのある生活 https://koneta.click/p/84 https://koneta.click/p/84#respond Wed, 20 May 2020 09:56:00 +0000 https://koneta.click/?p=84 前回に引き続き、右も左も分からない工作初心者の私が3Dプリンターの体験記を書いていきたいと思います。前回は「初めての3Dプリンター」ということでプリンターの購入・設置から簡単なモデルを印刷するところまでを書いてみました。

前回はテストも兼ねてフィギュアのような小物を試してみましたが、今回は少し実用的な小物を作成していきたいと思います。……とは言ったものの、私には実用的な3Dモデルを作成する能力は備わったいないため、今回もネットで公開されている、素晴らしき3Dモデルをお借りして印刷していきたいと思います。

印刷するもの

さて、今回印刷するのは、ケーブル巻きです。正式名称がわからないのですが、要はケーブルを巻尺のようにクルクル収納できるケース…を印刷していきます。冒頭でも書きましたが、私にはモデリングの技術はないため、今回も借り物のモデルです。というわけで、今回お借りしたモデルは前回同様、海外の3Dモデル共有サイトのThingiverseで提供されているこちらのモデルです。

作者さんのブログに紹介記事があるため、こちらのモデルの詳細はそちらをご覧ください。ダウンロードしてきたモデルには大きいバージョンと小さいバージョンがありますが、今回は小さいバージョンを選びました(素敵なモデルをありがとうございます!)。

今回、このモデルを選んだのは、ケーブルを束ねたいという需要があったのはもちろんなのですが、部品に別れたモデルを印刷してもちゃんと組み立てができるかを確認してみたかったという裏の目的もあります。こちらのモデルは、ケース部分とケーブルを保持する部分2つの計3つのパーツに分かれています。さらに組み立てはパーツ内のネジ状の部分で行う為、その部分のサイズや形状が狂い無く出力されるかを確認して行きたいと思います。

印刷準備

今回使用する3Dプリンターは前回と同じく、FLASHFORGE社のFinderです。また、3Dモデルを印刷用の形式に変換するスライスソフトも前回と同じくFinderに付属していたFlashPrintを使用しました。印刷の設定は、ほぼデフォルトですが、サポート材を挿入する角度設定を60゜に設定してみました。

FlashPrintで準備完了の画面

今回は3つのパーツに別れたモデルですが、3つとも読み込むことで、一度の印刷でまとめて印刷することができます。並べる際もモデル読み込み後にソフトのメニューから「自動セット」を選ぶことでいい感じに配置してくれます。この後はサポート材を追加するだけで、準備は完了です(上記画像)。最後にスライスを実行して完了です。

印刷できたよ

さて印刷風景は吹っ飛ばしまして…印刷結果です。どうぞご覧ください!

しっかり印刷できてそう!

ちなみに印刷時間は1時間50分くらいでした。そして、それぞれのパーツとUSBケーブル(ダイソーのケーブル)を組み合わせた結果がこちらです。

ぱんころ~ (中身のねじの部分)
完成!!

無事しっかりはまりました! 1度目にはめようとした際はギチギチで「これは失敗したかな?」と思いましたが、一度はめてしまうとその後は調子よく組み立てることができるようになりました。ケーブルの収納&展開も軽快に行うことができます(ここらは作者さんのおかげだと思います)。

結果としては、パーツに別れているモデルでも問題なく印刷できました。また、ネジ構造でも問題なく組み立てできる程度には印刷できることが確認できました!

終わりに

というわけで今回はちょっと凝ったモデルの印刷を行いました。結果としては大成功で、パーツに分かれているモデルでも問題なく印刷することができました。ネジ部分は正直うまくいくと思っていなかったのでよかったです。ネジ機構も印刷できるということで、これはできるコトの幅が広がりそうです!

最後に…余談ではありますが、今回の印刷にはフィラメントを5.59メートル使用しました。今回使用したフィラメントはFlashForgeの純正のものなので、本記事を書いている時点で1メートルあたりが約13.89円になります。つまり今回の印刷代(フィラメント代)は約77.64円ということになります。

同じようなケーブル巻きをAmazonで検索してみると、相場はおおよそ300〜900円という感じでした。もちろん素材は違いますし細部のクオリティは雲泥の差だと思います。しかし機能では、ほぼほぼ同等の能力を持っていますので、単に整理したいだけでしたら、半分以下の値段で必要な道具を手に入れることができました。

3Dプリンターがあると、このようなちょっとした欲しいものができたときに、サクッと安価で作ることができるのでとても便利です。あとは「サクッと」作るためのモデリング技術を身につければ…それは後々頑張っていきたいと思います(一応勉強中です)。

ではまた次回!

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FlashForge社のFinderで「3Dプリンターのある生活」始めました! https://koneta.click/p/17 https://koneta.click/p/17#respond Sun, 17 May 2020 14:39:26 +0000 https://koneta.click/?p=17 「3Dプリンター」という言葉を聞くようになって久しいですが、最近では性能も上がり、価格も安くなってきたことで、家庭用・ホビー用という形で色々な種類が製品が販売されるようになってきました。これにより敷居が低くなり、SNS上では「趣味で買ってみました!」という方もチラホラ見るようになってきました。

ユーザが増えると公開される作品も増えるわけで、動画サイトやSNS上では多くの方が面白い作品、「すごい」作品を作って公開しています。それらを見ていると自分も作ってみたいという欲が出てきてしまうわけで、創作欲やら好奇心に負けとうとう私も3Dプリンターを購入してしまいました。

とはいうものの、私はこれまで3DモデリングやCADはおろか工作という工作にもほとんど触れたことがなく、最後に「工作」をしたのは、恐らく遠い昔の中学生の頃という状態です。そんな工作初心者が、初心者目線で初心者のための情報を書き残していきたいと思い、今この記事を書いています。今回は3Dプリンター選びから購入、ちょっとしたサンプルの印刷まで書いていきたいなと思います。「3Dプリンターに興味はあるけど、買うのは不安だな~」という方に参考になればいいな…と思います!

3Dプリンター選び

さて、タイトルに書いてあるので、どれを購入するかはすでに判明しているのですが、まずはどのような経緯で購入する製品を選んだかについて書いていこうと思います。

造形方式

3Dプリンターを選ぶ時は、まず印刷の方法を選ぶところから始まると思います。基本的に3Dプリンターは薄い層を1層ずつ重ねていくことで造形していきます。この層を重ねていく方法ですが、家庭用では、糸状の樹脂(フィラメント)を熱で溶かした素材を重ねていく「熱溶解積層方式」と液体樹脂を光によって固めることで層を作っていく「光造形方式」の2つが主流だと思います。熱溶解はフィラメントを変えることで色や質感を変えることができる、しかし積層跡が目立つ。光造形は熱溶解と比べてきれいに造形できるが液体の扱いが難しい。というそれぞれにメリット・デメリットがあります。また、価格をみると、熱溶解のほうが種類も多く安価のように見えます (最近は光造形もかなりお手軽になってきましたが…)。

熱溶解積層造形光造形
素材フィラメント(固体-糸状)光硬化樹脂(液体)
造形精度(細かさ)普通結構キレイ
造形精度(表面)積層跡が残りやすいなめらか
後処理特になし残った樹脂の掃除
お値段安め(ピンキリ)高め(安くなりつつある)
熱と光の比較 機種や素材によっても変わるので参考までに…

造形方式を決める際は、自分が3Dプリンターを使って何を作りたいかを考えるといいと思います。私の場合は、スマホ立てやちょっとした壁掛けのホルダーなどが主に作りたいもので、キレイさはそこまで求められないものでした。加えて私は三日坊主の飽き性の気があり、印刷~後片付けがめんどくさいものはきっとすずに使わなくなると思い…余計な手間はかからなさそうな熱積層方式に決めました。

素材

熱積層方式に決めると、次に考えなくてはいけないのが、対応フィラメントの種類についてです。家庭用で主に使われているのはPLAとABSという素材のフィラメントです。PLAはトウモロコシなどから作られるプラスチックで、ABSは一般的なプラスチックの製品に使用されているものになります。造形方法と同じようにこちらもそれぞれメリットデメリットがあるのですが、基本的にABSに対応している機器はPLAにも対応しているため、考え方としては「ABSが必要か?」という点になります。

ABSの特徴としては、出力時に必要な温度がPLAよりも高い(そのため対応機器が限られる)、造形後のやすり掛けなど加工がしやすい、やや柔軟性があるため曲げにも少し強いなどがあります。しかし、デメリットとしては造形時に反りやすく、温度が下がった際の収縮率も高いため、全体的に「印刷が難しい」という点が挙げられます。

PLAABS
対応機器多い比較的少ない
必要温度低い高い
反りやすさ反りにくい反りやすい
造形時の匂い甘い匂い強い臭い
加工のしやすさ硬いため難しいやりやすい
PLAとABSの特徴比較 製品によっても変わるので参考までに…

先ほども書きました通り、私の作りたいものは日用雑貨のようなもので「作品」という感じではありません。そもそも、造形後に加工するような知識も技術も無いため、できるだけシンプルにモノを作っていきたいのです。そうなると、造形のしにくいABSはいらないかなと…そんなわけでPLAだけ対応の機器でいいやとなりました。

その他

さて、上記の2項目で大まかに購入する方針が決まりました。あとは細かいところを確認して、購入する機器を決めたいと思います。まず確認するところは「造形可能サイズ」です。こちらは読んで字の如くですが、各プリンターはそれぞれで造形できる限界の大きさが決まっています。そのため、この点を確認していないと、いざ作りたいものを造形するときに限界サイズを超えていると印刷できない…という目も当てられない状況に陥ってしまいます。改めてご自身の作りたいものを思い浮かべて購入する候補を絞ってみてください。

次は「組み立てる必要があるか」です。こちらも読んで字の如くなのですが、3Dプリンターは商品によってはバラバラの状態で販売されているものがあります。基本的には組み立てが必要な商品の方が安価な傾向にありますが、自分で組み立てなくてはいけないため、もちろん手間がかかります。私は不器用で、組み立てる自信がなかったので、「組み立て不要」一択だったのですが、ちょっとでもコストを削減したい場合は、組み立て必須の商品も検討してみてください。

あと気にしなくてはいけないのは、プリンターの本体サイズがちゃんと部屋に置けるサイズかどうかです。私はこの点を失念していてました。幸い設置できるスペースはあったので大事には至りませんでしたが、イメージより二回りくらい大きくてびっくりしました。しっかり確認して購入してください。

最後に、一番重要な観点の価格です。今回は熱積層方式に決めましたが、この方式の製品は大量にあり、その種類はピンからキリまでメチャクチャ沢山あります。ここで安いからという理由だけで購入する商品を選んでしまうと、思った以上に「残念」なものを購入してしまい、安物買いの銭失いになってしまいます。ここまで書きました観点を参考にぜひベストな相棒を手に入れてください。

買ったよ3Dプリンター!

さて、そんなわけで、私が購入を決めたのはFlashForgeさんのFinderというプリンターです。改めてスペックを確認すると、PLA対応の熱積層造形のプリンターで、組み立て不要に加えフィラメントなど必要なものが全て付属しているため、商品が届いたらすぐに印刷を楽しむことができるという所に惹かれました。

価格は当時で約6万円ということで、決して安い価格帯ではありませんが、フィラメントなど必要なものが付属しているので、必要なものを揃える手間が省けることを考えれると多少納得できます。

届いたよ設置して印刷するよ

さすがはAmazon(の荷物を運送してくれるヤマトさん)ということで、注文翌日には届きましたので、早速設置していきます(先ほども書きましたが、思ったより二回りくらい大きかったです)。

ついに登場3Dプリンター!

設置に関してはほとんど難しいことはありませんでした。付属のフィラメントを所定の場所に格納して、コンセントを入れて、結束バンドで固定されているところを切るだけです。本体のメニューも(機械翻訳ぽいですが)日本語に変えられますので、基本的に設置や操作で困ることは無いかなと思います。

箱に入っていた紙の説明書は中国語と英語だけでしたが、付属のUSB内に日本語版の説明書がありますし、Youtubeに日本語の解説動画がありますので不安なところがあればこちらを確認いただくことで解決できると思います。

印刷するよ

ではいよいよ印刷です。印刷するにはもちろんのことながら対象となる3Dモデルが必要になります。しかし現状、私は3Dモデルを作成できるようなモデリングの知識はありません。3Dプリンターを買おうか迷っている方にも「欲しいけどモデリングができないしな…」という方がいらっしゃるかもしれませんが、私はモロその状態でした。ただ、そんな方も安心してください。ネット社会というのは便利なもので、検索してみると様々な人が様々なサイトで様々なモデルを公開してくれています。そんなわけで今回はネットで公開されているモデルをありがたく使わせてもらいました(ちなみに付属のUSB内にサンプルはあります)。

モデルを提供してくれているサイトは探してみるとネット上にたくさんあります。その中でも私的におすすめなのはThingiverseさんです。こちらは海外の投稿サイトなのですが、その分投稿数は多く、ジャンルも置物系から実用系まで幅広いです。加えてサイトには余計な機能はあまり無いため、迷うことも少なく初心者にはもってこいだと思います。

そして、私が”Hello World“に選んだモデルは、こちらのローポリゴンの狐です。選んだ理由は単純で狐が好きだから……だけでは無く、構造が細かすぎず、適度に平面や角があるため、そこら辺の印刷結果を観察できるかなと思ったからです。ちなみに世間的には小さい船のモデルをテストで印刷することが多いようです。

印刷するには、プリンターに付属しているFlashPrintというソフトを使用します。これはスライスソフトと呼ばれるもので、プリンタの印刷設定や読み込んだ3Dモデルを印刷用の形式に変換する機能があります。プリンターと同様にスライスソフトにもたくさん種類があり、有料のものもあるようです。使用するソフトによって出来栄えにも違いが出るとの話を聞きましたが、今回は初めてということもあり、付属のソフトを使用しました。

FlashPrintの動作風景

ソフトの機能は先ほども紹介したように、プリンタの設定や形式の変換なのですが、ちゃんと印刷するためにサポート材という支えを追加することができます。上記の画像内では狐くんの顎の下にある柱のような物がサポート材です。サポート材で支えないと、顎のように空中に印刷しなくてはいけない場合にフィラメントが垂れてしまい、綺麗に印刷されなくなります。これは他の箇所よりも弱く印刷されるため、印刷完了後に手でもぎ取ることができます。

印刷できたよ

さて、ここまで無駄に長く話してきてしまいましたが、みなさんが気になっているのはやはり印刷の精度だと思います。お待たせしました。ではご覧ください。

狐はローポリでもかわいいヨ

いかがでしょうか。初めて印刷結果を見た時の個人的な感想は「こんなに精度がいいのか!?」でした。確かに積層痕はありますが、気になるほどではありませんでした(ローポリ狐とあいまって”それっぽく”なってしまっただけかもしれませんが…)。印刷の設定は全てデフォルトで解像度の設定は”標準”です。標準の上にはあと二つ設定があるため、まだ試していませんが、やろうと思えば、もう少し綺麗に出力できると思います(その分時間はかかりますが…)。

おわりに

さて、長くなってしまいましたが、ここまで読んでいただきありがとうございます。本記事の冒頭でも書かせてもらいましたが、3Dプリンターは安価になってきましたが、まだまだ家庭(趣味)で使うのには敷居が高いという感じがします。

そこで、私のようなモデリングもできない造形知識皆無の人間が試行錯誤の記録を残すことで、少しでも3Dプリンターの敷居が下がるといいなと思います。改めて、ここまで読んでいただきありがとうございました。今後も初心者の試行錯誤記録を残していきますので、記事が投稿された際はみていただけると幸いです。

最後に私は持っていないのでTwitterタイムラインで見る限りなのですが…お金に余裕があるのであれば、もう少し出して、Adventurer3 をおすすめしておきます。

(この記事は、私が過去に運営していた別のブログから追記修正して引っ越してきました。)

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