私がずっと使っているVPSのConoHaさん。使い勝手がよく、ずっと使っているのです。ただ諸々の設定やら環境構築を行ったのは、まだコンテナ技術の凄さに気がつく前だったので、DockerのDの字すら入っていません。そこで今回はConoHaのサーバ(CentOS)にDocker (+docker-compose)をサクッと入れていきたいと思います。
Dockerをインストール
では早速Dockerのインストールです。簡単な方法は公式ページから提供されているシェルを実行することだと思います。こちらはLinux系限定にはなりますが、処理内で環境に合わせてコマンドを変えてくれたり「良しなに」やってくれます。
$ cd ~ # [お好きな作業ディレクトリに移動]
$ curl -fsSL get.docker.com -o get-docker.sh
$ sudo sh get-docker.sh
$ rm get-docker.sh
$ docker version
このコマンドで、Dockerのインストールは完了です。最後のコマンドでインストールされたDockerのバージョンが表示されれば問題ないと思います。
Dockerコマンドを使用できるようにする
さて、Dockerのインストールは完了しましたが、今のままでは一般ユーザがDockerのコマンドを使用できません。そこでDockerのグループにコマンドを実行したいユーザを追加することで対応します。
$ sudo usermod -aG docker [ユーザ名]
$ cat /etc/group | grep docker | grep [ユーザ名]
このコマンドを実行しdocker:x:999:[ユーザ名]
のような行が返ってくれば正常にグループ追加できています。
docker-composeを追加
では最後に複数コンテナやらローカルとのやり取りを簡単するためdocker-composeも入れておきます。こちらも簡単です。まずはリポジトリからインストールするバージョンを確認しておきます。あとは確認したバージョンに書き換えコマンドを実行するだけです。
$ sudo curl -L "https://github.com/docker/compose/releases/download/1.25.4/docker-compose-$(uname -s)-$(uname -m)" -o /usr/local/bin/docker-compose
$ sudo chmod +x /usr/local/bin/docker-compose
$ docker-compose -v
これで実行ファイルのDLと権限を与えられたのでもう実行でるはずです。最後のコマンドでバージョンが出力されていれば問題ないかと思います。
Dockerデーモンを実行
最後にDockerの起動と自動起動設定しておいて終わります。以下のコマンドを実行して推し増しです (ディストリビューションによってsystemctlだったりservice だったりするので注意)。
$ sudo systemctl start docker
$ sudo systemctl enable docker
終わりに
というわけで、今回はDockerのインストールをやってみました。コンテナ技術の優位性が説かれて久しいですが、インストールも簡単にできるのはありがち限りです。今回私は使用できませんでしたが、ConoHaでは「テンプレート機能」を使うことでより簡単にDocker環境を用意する事もできます。
もしこれからVPSを契約してDocker環境を構築するのであれば、個人的にはサクッとできるConoHaさんをオススメしておきます。また以前にはConoHaを安く使う方法もめとめて&考えてみたので読んでみてください!
それでは今回はおしまい!
ちなみに…今回サムネイルで使っているのは、美雲このはというConoHaの公式キャラクターで、公式ページから素材を使うことができます。可愛かったので載せてみました。