どうも在宅ワークなご時世が続いていますね。となると自宅のデスク周りがどんどん強化されるわけで…。最近では動画サイトやSNSでも在宅ワークで強化されたデスク周りが多く紹介されています。その中でも机に注目すると、天板が斜めになっていたり、昇降機付きだったりと…今の机は、ただの作業台とは一線を画す存在になっています。
一方、私が使っている机は、小学生のころから使っているいわゆる「学習机」です。学習机はいくつかのデメリットはあるものの、その頑丈さはそこらの机とは格が違い、まだまだ使い続けられる、この机を手放してまで別の机を手に入れるのは無駄な気がしていました。
そこで、今回は学習机にいろいろアイテムを加えることで、大人でも使える、在宅ワークでも問題ない作業環境を構築していこうと思います。
学習机の問題点
まずはそのままの学習机でどのような問題点があるかを書いておこうと思います。今回の学習机は私が小学生のころから使用している普通の学習机で、今の使い道としては主にPC作業やちょっとした書き物という想定です。
全体的に低い
私の学習机はもともと小学生用ということもあり、全体的に低いです。一番気になるのは天板で、低いがために作業をしていると前かがみになってしまいます。
また、天板以外でも高さに関わるものとしては、足が机の天板裏の引き出しに当たってしまうという点も気になります。
学習机には引き出しがついているものが多いと思いますが、その分床からの高さがなくなり足が当たりやすくなっています。さすがに普通に座っているときは問題ありませんが、ちょっと足を組みたくなった時や立ち上がる時に足がぶつかり、「小さいな」と感じてしまうことが度々あります。
作業できる場所が狭い
次に気になるのもサイズ感の話になりますが、作業領域が狭い点が気になっています。
なんといっても学習机は主に子供が使うことを想定したサイズ感で作られているので、大人が使うと作業スペースが狭くなってしまうというのは必然です。
基本的に作業はPCで完結しているので、小学生時代のように教科書やノートを広げて作業するよりも狭いスペースで済みそうですが、体が大きくなっているからかスペースは狭く感じます。
天板が傷だらけ
こちらは学習机の問題点というよりも、長く使ってきたことが要因ですが、気になる点として挙げてみます。
私の学習机はこれまでいろいろな作業を受け止めてくれた事もあり、切り傷やへこんでしまっているところがたくさんありました。PC作業では関係ありませんが、書き物をするときに意外とへこみによってずれてしまうことも多く、できればこれも改善したいと思います。
また、製品によると思いますが私の机の天板は光沢があり、物撮りをするときなど反射が眩しかったので、できれば光沢が少ないものにしたいと思います。
まだまだ現役すぎる
これも直接的な問題点ではありませんが、学習机というのはかなり丈夫なもので、上で書いた傷以外ではガタが来ているところも一切なく、まだまだ現役を続けられる状態です。そうなると、学習机を手放して他の机に買い換えるというのは気が引けます。
そこで、机環境を改善するためには、机自体を変えるという方針は取れません。
学習机を改善!
さて、気になっている点を挙げ終わったので、工夫とアイテムたちを使って学習机を使いやすくしていきたいと思います。
奥行を広げる
まずは作業エリアを広げていきます。そのためにまずは不要なパーツを外していきます。私が使っていた学習机では照明と本棚部分が外せる様になっていました。
これらを外してしまうと天板のみの平らな状態になります。これだけでもだいぶ作業領域が広がるので、いらないパーツは外してしまうのがいいです。また、平らな状態になればこの後紹介する「天板を変える」の手順でもう一段階、簡単に広げることができます。
高さを上げる
次に机の高さを上げていきたいと思います。高さを上げるために下記のような家具の底上げグッズを使います。今回使ったのはベッドや四つ足の家具用のモノですがコの字型の私の机にも問題なく使うことができました。
これを机の脚の下に設置することで机全体を上に持ち上げます。
ちなみに…机の下が板で覆われている机でも、持ち上げることで、下にコードなどを通すことができるようになります。副産物的な効果ですが地味に嬉しかったです。
注意点としては机の重みが4点にかかってしまうため、床がその重さに耐えられるかは事前に確認しておいてください。また、次に紹介する天板設置により、もう少し上部が高くなるので注意が必要です。
余談ですが、机の高さが上がっているので、その分椅子も高くなります。そうなるとフットレストも併せて用意しておくといいと思います。私が使っているのはサンワダイレクトのシンプルな形状のものです。
特別この商品がおすすめというわけではありませんが、フットレストを使うと姿勢も崩れにくく、足の圧迫感が薄れるため疲れにくくなります。本記事とは関係なく使ってみることをお勧めします。
天板を変える
天板を変えると書きましたが、実際には、学習机の天板に木の板を載せてあげるだけです。先程の手順で学習机の上が平らになっていれば、ただ板を乗せるだけで事足りてしまいます。
今回は木材屋さんのマルトクさんでサイズを指定して購入してみました。サイズや木材の種類は好みによって決めるのがいいかと思いますが、厚みに関しては薄すぎるとたわんでしまうことがあるらしいので、少なくとも 25mm以上にするのが良さそうです。
今回私が購入したのは、ゴム集成材で25*700*1650mmです。これは私の学習机の2倍くらいの幅で、この板を乗せるだけで作業範囲が2倍になってしまうわけです。使っていて奥行きはもっとあってもいいかなと思いましたので、真似される場合は思い切って奥行きは広げてしまってもいいかと思います。
また、天板は載せているだけなので、学習机が寿命を迎えたり、本当に昇降デスクが欲しくなったら、この天板だけ転用して、別の机に載せるなり、昇降する足を購入して装着すれば無駄にはなりません。今回はヤスリがけやコーティングもやってもらったので値がはりましたが、長く使いまわして行けそうなので費用対効果はいいと思います。
机アイテムの見直し
本題とは少しズレてしまいますが、最後に広くなった作業スペースを無駄にしないよう、私が使っているアイテムを紹介して終わろうと思います。
さきほど、学習机の棚を外した際に照明も外したという話を書きましたが、デフォルトのデスクライトの代わりに私はモニターに引っ掛けて使うことができるこちらの商品を使っています。
これを使うことで、スタンドライトと比べて足の分だけ無駄なスペースを使わなくてすんでしまいます。
デスクライトと同じく、モニターアームを使うことでモニタ下のスペースを有効に使うことができます。加えてデフォルトのスタンドではできないような角度や向きでモニタを設置することができるので、自分の作業スタイルにも合わせやすくなります。
また、地味に嬉しいことがもう一つあります。今回天板を新しく載せていますが、重さの割に結構簡単にずれてしまいます。そこで、モニターアームを使うと、アームを固定する部分がクランプになっており、机と天板を固定してくれます。狙ってはいませんでしたが、この点でもアームをおすすめしてしまいます。
完成
というわけで、作業完了です。
主に天板代がかさんでしまいましたが、だいぶ満足のいく学習机に進化させることができたと思います。これからもデスク環境は進化させていくつもりなので、またいい知見が得られたら紹介していきたいと思います。