You are currently viewing 3DプリンターでPC縦置きスタンドを作りました! – 3Dプリンターのある生活
  • 投稿カテゴリー:-- 3Dプリンター
  • 投稿の最終変更日:2021-03-06

最近では在宅業務が多く、会社のノートPCを自宅に持ち帰り作業しています。そんな中、困っているのがPCの置き場です。自宅には自分のノートPCやモバイルモニターもあるのですが、それらを重ねて置くしか置き場がないのです。

重ねて置いておくと下のものを取りたくなった際に上のものをどかす必要があり、それがどうにもめんどくさいです。というわけで今回はPC達を立てて置けるようPCスタンドを作っていきたいと思います。

作りたいモノ

さて改めて、今回作るもののイメージを固めていきたいと思います。正直今回作るものはAmazonで調べればいくらでも出てきます。なので単純にPCを縦置きしたいだけであればこちらを購入すればいいわけです。

ただ、買うけでは面白くないので自分作ろうという話…だけでは無いです。

今回、私はノートPC2台とモバイルモニターを収納することが目的なのですが、調べてみると意外と3台を縦置きできるスタンドというのは、ほとんど販売されていません (執筆時点で1商品のみ)。

というわけで今回は3台を縦置きできるスタンドを自作していきたいとおみます。

モデリング

では早速作っていきましょう!

今回は使用するソフトはFusion360です。3DCADということで敷居が高く感じる方もいるかもですが、実際は範囲を決めて押し出して角を取るだけと簡単です。

作業工程

私はまだまだ初心者で簡単な機能しか使っていませんが、今回のモデリング時間は計測を含めて10分程度だったと思います。あとはstl形式で出力してスライスソフトで3Dプリンターで扱う形式に変換してあげるだけです。

スライス

スライスソフトは今回も使用するプリンターに合わせてFlashForgeさんのソフトを使っていきます。

さて、普段の私であれば何も考えずにスライスソフトにモデルを読み込んでサポートを自動挿入、デフォルトの設定でスライス…とやってしまうところですが、今回は「向き」をちゃんと考えてみようと思います。

この向きになります

聞いた話によると、層の向きにより印刷後の強度が変わってくるそうです。調べると色んな情報が出てきますので詳細は省きますが、下記の図のように層の向きと力がかかる向きが合ってしまうと、剥離の原因になります。

雑図!

そんなわけで今回は、上記のスライスソフトのスクリーンショットのように力がかかる向きに強くなるよう、モデル自体を立てて配置してみました。

ちなみに…この配置によって、ヘッドが宙に浮く部分がなくなり、糸引きの原因を回避できるという思わぬメリットもありました。

できた!

そんなこんなで完成したものがこちらです。

完成!

PC達を設置してもいい感じです!

造形精度はぼかす方針

今回使用した3Dプリンターの造形可能サイズ内に収めるため約13cmくらいしかサイズを取れなかったので、1台だけおいた際に倒れてしまうかなと思っていましたが、そんなことはなく、いい感じです。

1台でも大丈夫!

重ねて設置していたときと比べて、3台ともすぐに取り出すことができるので、PCスタンドとうのは便利!3Dプリンターとか関係なくぜひとも導入したいアイテムですね。

終わりに

今回は初の2桁時間の印刷となりましたが、なんとかうまくいってよかったです。写真を撮り忘れたので今回の記事では触れませんでしたが、印刷中に謎のでっぱりができ、ヘッドがそこに引っかかり層が思いっきりズレるという事件も起こっていました。

でっぱりをニッパーで切断することで何とか復帰することができましたが、実際に色々作ってみるといろんなアクシデントに遭遇して面白いですね。こちとら趣味なのでいろんなアクシデントに遭遇しつつ今後も楽しくやっていきたいと思います。